2012年9月27日木曜日

会社主催のオクトーバーフェスト(Oktoberfest)(ビール祭り)


最近更新が滞っていたのは、私が風邪でふせっていたことと、
そのためにこのオクトーバーフェストの写真集めが遅くなってしまったためである。
(冒頭の写真とか、いくつかの写真は、先輩や会社の厚生担当的な人のカメラで撮ったものである)

風邪の方は、引き始めの段階で思い切って会社を休み、一日中ベッドで寝ていたら
ほぼ治った。こちらに来て三週間たったところで少し気が抜けた隙に風邪にかかってしまった
のだろう。本来、今週からは会社帰りは電車を使わずにジョギングで帰ってくるつもりだったの
だが、今週はやめておいたほうがよさそうだ。。

 体重は、こちらに来てから2週間までは変化なしだったが、ここ数日で1kgも増えた。
おそらく、というか確実にシューマッハのラッツェンビアやこのオクトーバーフェストと
週末の食べすぎのせいだろう。

んで、本題のオクトーバーフェスト。詳細はWikipedia先生にお願いするとして、とりあえず
ドイツのビール祭りである。本場は、ミュンヘン(München)である。
ドイツに来る前に、会う人会う人に「オクトーバーフェストに行けるね」と言われ、
俺も「せっかくだから、本場のミュンヘンに出かけてきますよ!」などと息巻いていたが、
職場のドイツ人に全力で否定され、断念した。

昼飯時などに「オクトーバーフェストの時期にミュンヘンに行くつもりなんだ」と話すと、
「あそこは人が多すぎて座れないし、酔った人が暴れだすし、下手したら何かされるし、ビール一杯がすげー高いし、しかもデュッセルでも似たようなイベントするし、(ビール祭りをやる)テントの中に入ったらミュンヘン版と同じだし、...」てな感じで、オクトーバーフェスト目当てでのミュンヘン行きはとりやめにした。会社のオクトーバーフェストが9/21(金)にあるから、とりあえずそれでいい。


会場は会社から歩いて5~6分のALMAという体育施設。元工場っぽい。
 入り口
 入り口入って中を見たところ。

 会場は15時から開場。食事の提供は17時から。それまでは、ビールはじめ各種ドリンクと軽食のみ。うちの部署は15時から飲む気満々で、ほぼ15時にオフィスを出た。

 まずはオクトーバーフェストビール 0,00EUR
 15:20 !!
 厚生担当っぽい人が用意してくれている、記念撮影用の帽子とか。。。
 軽食として提供されたプレッツェル。塩味と歯ごたえがビールに最適である。
 2杯目は白ビール(Weißbier; ヴァイスビア) 0,00EUR

 しゃべりながら、17時を待つ。

 17時からはブッフェ形式で食事が提供される。
腹いっぱい食ってしまった。。

食事のあとは、ひたすら飲んで談笑。

宴がたけなわになることには周囲の雰囲気は日本の飲み会@ビアホールとほとんど同じ。
会場の門限は20時だが、我々が最終的に流れ着いたテーブルはのん兵衛のテーブルだったらしく、尻が重い。
ラストオーダーの時も
「Three bier for each!」とか言ってみたり、
 ラストオーダーが終わった後に、
「Second last order!」とか言ってみたり、(しかもそれでちゃんと新しいビールが来た!)

ああドイツ人も同じ人間なんだなってって、少し安心した。

そのあと、私は21時過ぎに家族からの電話をきっかけに帰宅。
残った男たちは、アルトシュタット(Alt Stadt; 旧市街)に消えていった。

2012年9月23日日曜日

シューマッハのスペシャルビール(Latzenbier)

9/20(第3木曜日)は、我が宿の至近に本店を構えるブルワリー シューマッハ(Schumacher)の
特別な日であった。

ラッツェンビア(Latzenbier) 値段覚えてない...
一杯2EURはいかなかった思う

デュッセルの地に足を踏み入れた多くの日本人があれこれやと詳しい記録を残してくれている
ため、この「特別な日」詳細はそちらを参照いただくとして、ここでざっくりと表現してしまうと、「年に3回だけ、Latzenbier(ラッツェンビア)と呼ばれる普段よりも少しアルコール度数の高めなビールを提供する日」である。度数が高めと言っても、普段が4.4%ぐらいで、 Latzenbierが5.5%(?)ぐらい。
度数が高い分、普段よりもしっかりした飲みごたえ(のどを通過する際の種々の刺激が一回り強く感じる)であるが、それ以外の味や香りに関してはあまり違いが判らない。
ただ、周囲のドイツ人たちの熱狂ぶりが半端ない。

会場入り口付近から、中を向いて撮った写真。
17時時点で既にすし詰め状態。

上の写真は、会場の中だけが写っているが、外も似たような状態。

会場内に入れる人数はある程度制限されていて、
制限人数に達する前に会場に入れた人は、
このような紙製の腕輪を渡される。手洗いなどに立った場合でも、
これがあれば再び会場に戻ることができる。

んで、この腕輪がもらえなかった人は、会場の外(普通の歩道)でビールを飲むか、ゲート付近で入場待ちをする。宵の口ごろにはSchumacherの前はカオス状態である。 実は当初、先輩と2人だけでここに来ようと企んでいたのだが、最終的に職場のドイツ人と連れ立ってくることになったのだが、これは大正解であった。彼がいたからこの腕輪が手に入り、Latzenbierの祭りを堪能できた。おそらく、日本人だけできていたら外からこのカオスを眺めて立ち去っていたと思う。会場内にも我々以外、日本人はおろかアジア人の姿を見ることはなかった。

 バンドの生演奏でいい感じに盛り上がっている。


つまみ。確か写真に写っている量で4,50EURだったと思う。
フランスパンのへたのような感じの硬めのパンの上に
豚の生肉をなめろう状にしたものと生タマネギが乗っている。
 豚の生肉は日本ではまず味わえない代物であるが、こちらでは(鮮度に注意したうえで)気軽に楽しむことができる。ただし、アルコール飲料とともに楽しむほうが良いとされている。肝心な味は、、
上手いです。 ちょうど、ネギトロを食っている感じです。しかし、魚臭さがなく、かつ肉のうまみが強いので、ネギトロよりも親しみやすい味。土台のパンがシャリなのだと思うと、まさに寿司と同様。これをドイツ人に言うと、「German sushi」と言って喜んでいた。


デュッセル市内各地のブルワリーでは来月、再来月にも同様のイベントが行われるらしい。
ぜひとも挑戦したい。

2012年9月20日木曜日

ドイツのギリシャ料理店のメキシカンサラダ

これである。

メキシコサラダ(MexicoSalat)確か1,70EUR

前にも書いたかもしれないが、
会社の昼休みは、きっちりと時間が決まっているわけではなく、
大体お昼時に各自好きなタイミングで1時間ほど食事をとる。
私のオフィス(部屋)には2部門17名(内日本人4名)が在籍しており、
日々メンツは異なるが常時平均10名程度が決まって部屋にいる。
残り7名ぐらいは、休暇だったり会議だったり出張だったりでオフィスを開けている。

ほとんど全員仲が良く、お昼時は大体11時45分ごろに、
誰からともなく「今日はどこに行く?」的な(ドイツ語の)会話がはじまり、
行先が決まるとぞろぞろと立ち上がって部屋を出ていく、
我々もそれに合わせてついていく。
行先は、大体数パターンに決まっていて、
  • 会社から歩いて5分ほどのオフィスビル一階の食堂(セルフサービス式)。みんな「カァティーン」って呼んでるけど、綴り不明。
  • 会社から歩いて10分弱の大型スーパー(REAL;レアル)一階のケバブ屋
  • 会社から歩いて5分ほどのピッツェリア(気まぐれに営業するらしい)
  • そして冒頭の写真のサラダを出す、会社から歩いて1分のギリシャ料理屋「アクロポリス」
 である。
んで、ふつーにみんなと同じような注文をすると、寿命が確実に5分ほど縮まりそうな、
高カロリー・ハイボリュームな昼食となる。
一応、ドイツへ出発する前の人間ドックにて、痩せてくださいと言われている身なので、
何回かに一回ぐらいは健康的な食事をとるという姿勢を示しておきたい。
そこで、目についたのが上のMexicoSalat(メキシコザラート)である。
私が想像したのは、緑の葉物野菜の上に鶏肉をスパイシーに調理した物のかけらか、それに準じたタンパク質系のトッピングに、サルサソース的なものがかかっている一品(1,70EURで高望みしすぎか。。)。日本の皆さんも、私の想像にそれほど違和感は持たない(ハズ)。
だが、出てきたものは、茹でコーン、茹で豆、生タマネギ、小学校の家政科で一番最初に習う酸っぱいドレッシング。

本場メキシコ→ドイツでのメキシコ観→ギリシャ料理店のメキシコ観→日本人の俺の想像→???

となったわけだが、どの段階で何が間違ったのか、少し気になるところである。


おまけ、会社近くの風景。


2012年9月18日火曜日

ケルン観光(大聖堂・チョコレート博物館・ケルシュビール)

今週末はドイツに来て実質2回目の週末。
生活の立ち上げや、ホテル周辺の開拓はひと段落しているので、
今週末は家族の慰労・団欒のため、近場のケルン(Köln)に小旅行をしてきた。

ケルンは大聖堂で有名な観光都市であり、かつ隣国の各都市と接続する鉄道のターミナル駅の
ある国際都市である。デュッセルからケルンまでは鉄道(ICE, IC, RE)で所要25分前後
(運賃は大人一人10EUR前後; 列車種類や座席種類にて変動)。

ケルン中央駅(KölnHbf)

中央駅正面から振り向くと大聖堂。でかい。


 ケルンの地ビール ケルシュ(Kölsch)一杯目はガッフェル(Gaffel)



二杯目はジオン(Sion)(奥は奥さんのコーラ)


 三杯目はフリュー(Früh)

デュッセルドルフ住民に聞こえると殴り飛ばされるそうだが、ケルシュは超旨かった。
というか、暑かったこの日の気候にぴったりな飲み口。味は薄目で香りは良い、軽やかな口当たりとさわやかな炭酸でぐいぐい行けてしまう。デュッセルのアルトも好きだが、ケルシュも同じぐらい、もしくはそれ以上に好きかも。。これからもう少しケルシュを漁ってみたい。


 チョコレート博物館。ショコラーデンムゾイム(Schokoladenmuseum) 入場料 大人8,50EUR


チョコレートの歴史や作り方、成分、各種データなどなどがドイツ語と英語でみっちり。
博物館の後半部は工場見学。

見学後は併設カフェで、ザッハトルテ(左)、ガトーショコラ(中)を楽しんだ。濃厚で美味い。

デュッセルに戻った後は、日本料理店(串亭)で家族で夕食。久々の焼き鳥にほっとする。でもちょっと高い。。
お疲れ様でした。

2012年9月14日金曜日

シューマッハ アルト ビール

この国に来てからもうすぐ2週間になる。
こちらに来て以来、仕事面でも生活面でもスタートアップ的な方向に奔走してきたが、
そろそろ生活も仕事も(?)軌道に乗り始め、ふと気づくと恐ろしく疲れている。
それは私一人だけでなく、(おそらく私以上に)私の家族も、そして共に渡独した
同僚(先輩)もそうらしかった。
家族のほうの慰労は今週末に取っておいて、今日は自分と先輩のプチ慰労を、
近所のブルワリー(Brauhaus)にて開催。

ビールの国ドイツでは全国統一のビールメーカーは無く、基本的に地ビールのみ。
当Düsseldorfではアルト(Alt:古い)ビールが地ビールであり、多数のブルワリーが
市内に点在していて、直営のレストランを展開している。

今日はその中でも、Düsseldorf内で1~2位の人気でかつ住まいの近くにある
シューマッハ(SchümachShumacher)に行ってきた。

店の前。ちなみに午後7時半過ぎ

これがアルトビール(Alt Bier) 250mlで1,80EUR お店で飲むと高い。スタウトとは違う。

少なくともこの店は、グラスが空になると自動的に店員が次の一杯を持ってくるという画期的なオートチャージシステムになっており、快適な飲み食いが可能。
肝心のアルトビールの味は、濃厚なうまみと香り、クリーミーなのど越し、炭酸とアルコール弱め、、で、ばふっというと飲みやすく強いうまみを感じるビール、だろうか。間違いなく日本人の口に合う。日本でも簡単に手に入れば、 ラガービール(ピルスナー)やワイン、焼酎に次ぐぐらいの人気が出るのではないかと思う。Düsseldorfは日本のビール好きにとっては天国のような場所だと思う。マジで、ここが日本と同じ惑星にある場所と思えない。

 頼んだ料理その1 ランチョンミート的な?(Fleischkäse)旨い

頼んだ料理その2 豚を焼いたやつ?(Schweinshaxe)まじ旨い

とにかく、肉料理は超越的に旨い。(魚はまあまあ、野菜は。。。mmmって感じ)
7月末に一度この国に来て、Schweinshaxeを食べたときに、
これまでの肉料理に関する脳内の情報が一度リセットされ再構成されたのを感じた。
程よく油が抜けた豚肉の繊維が、口内での咀嚼のたびにたやすくほどけ、都度肉の強いうまみが
口内から鼻に抜ける。Alt Bierを一口飲むと、油分と肉味がほのかな苦みで洗い流され、
幸せな余韻が続く。余りの幸福感に戸惑い、十数秒間、グラスを片手に放心状態となる。
そら太るわ。



ごちそうさまでした。あと1日頑張れば週末。
もう一頑張り

2012年9月12日水曜日

ドイツの主食

今日は初めてドイツの雨を体験した。と言っても日本と変わらぬ様子の雨であるが。
7月末に一週間弱、そして今月1日から10日余りをこの国で過ごしてきたが、
幸運にも一度も雨に降られなかった。
職場のドイツ人に言わせれば、やはりこれはラッキーなことらしい。
ドイツでも雨はそれなりに降るし、一度降ると何日も煮え切らない天気が続くとのこと。
しかも、雨の日は風も強いらしい。確かに今日は、会社の窓も時々大きな音でガタガタ鳴っていた。
天気予報によれば、土曜日まで曇り雨時々晴れ的な雰囲気。
今週末はKöln(ケルン)にでも出かけようと思っているのだが大丈夫かな。
また、よく知られたことではあると思うが、こちらの人はあまり傘をささない。
普通に濡れて歩いている。
外で食うのが好きだったり、裸になりたがるし、雨に濡れるのも平気だし、
こちらの人たちは一生懸命に自然と一体になろうとしているようである。

今日は、ほんの少し、ドイツの主食の話。

ジャガイモ>パン>(パスタ)>>>(米)


今のところこんな印象。たぶん大きくは外していないだろう。
(パスタ、米は主食としてとらえられているかどうか不明。)
とりあえず、こちらの人は芋を食いまくっている。俺も習って芋を食っている。
そして、芋が安い。そして旨い。濃厚でなめらかな舌触りでほのかな甘みがある。
そんなジャガイモは大体2.5kgで1,20EUR。5kgで2,00EUR弱とかだったりする。
日本で米5kgは決して2,00EURで買えない。
米は炊くと倍ぐらいの重さになることを考えても、ジャガイモの安さは異常である。
 
 ある日の夕食の一コマ。肉と芋とビールと野菜。
 

今日の昼食。BBQ盛り合わせとサラダとポテト(Grillteller mit Salat und Pommes)5,50EUR


おまけ。今のところ、一番お気に入りのビール。Füchschen Alt
500mlで1,50EURぐらいか。。少し高い。


2012年9月11日火曜日

デュッセルドルフの昼食

前回の記事では、今回は(一見)入手困難な生活必需品について書くと言ったが、少し気が変わったので今日はデュッセルドルフでの昼食事情を書いていく。

「ドイツ人はみんな昼からビールを飲む」ことは滅多にない(少なくともデュッセルでは)


この幻想に少し期待を持っていたが(汗)そんなことはない。
日本でも、餃子の王将とかで昼休みから中瓶を傾けるサラリーマンを見かけるが、
多くはノンアルコールで昼食をとっている。
おおむね、デュッセルドルフでも同じようなものである。
むしろ、昼食を食べている最中には何も飲まないことが多い。
ただ、ドイツの夏は夜9時~10時頃まで明るく、
仕事上がりの午後5時~6時は日本の真昼間レベル、
ディナータイムの午後7時~8時頃でも夕方になりかけなレベル。
屋外で飲み食いが大好きなドイツ人は、そこかしこのオープンテラスで、
ジョッキを片手にアフターファイブを満喫していて、
その一角を写真や映像に収めれば、あたかも真昼間から
ビールを飲んでいるように映るわけです。

これまでに摂った昼食


毎日撮ったわけではないが、雰囲気はこんな感じ。ちなみに全部平日(会社付近のそこかしこの飲食店で、会社の方々と食べたもの)です。超ガッツリ指向から倹約指向まで様々です。

ピザ(Pizza margarita) 4,00EUR
日本の宅配ピザのMサイズぐらい。


カレーソーセージとポテトフライ(Curry Wurst und Pomes) 3,50EUR
超ガッツリ、超腹いっぱい。


スープとパン(Suppe und Brot) 1,67EUR
倹約指向で胃にやさしい一品。スープは日によってすごくしょっぱい時もある。